開封率をあげるDM(ダイレクトメール)制作のコツ② -デザイン編
更新日:2023.06.06
多くの販促物の中で埋もれずに開封される、魅力的なDMの特徴とは何でしょうか。
開封率をあげるDM(ダイレクトメール)制作のコツ①では、購買心理に基づいた構成と掲載要素を解説いたしました。
さらに開封率を上げるためには見せ方も重要になります。
このデザイン編では、目に留まるデザインや効果的なレイアウトにするための4つのコツを紹介いたします。
❶ 訴求したい内容に「メリハリ」をつける
訴求したいポイントやお客様にみてほしい情報は目立つように表現することが、DMのデザインにおいてとても重要です。 受け取り手を意識して「何を訴求したいのかが一目でわかる」ようなデザインにすることが大切です。
まずは最も伝えたいメッセージである「キャッチコピー」を大きく配置し目立つようにしましょう。 他の要素と大きさや色などで差異をつけることで目立たせ、お客様の興味・注意を引くことができます。 またキャッチコピー以外のデザインを構成する要素それぞれにも差をつけ、情報レベルの優劣が視覚的に理解できるよう心掛けることで、スムーズに情報が伝わります。
❷ 導線を意識した「レイアウト」
Z型とN型
多くの人はものを見る時、横書きのものは左上から右下(Z型)に、縦書きのものは右上から左下(N型)に見る傾向があります。DMでは受け取った人が自然と順番通りに、ストレスを感じることなく理解できるように要素をレイアウトすることが重要です。
グループ化
人は無意識のうちに同じ形のものや近くにあるものを、一つのまとまりとして認識しようとします。
そのため同一グループや類似要素は近くに配置し、関係性の低い要素は離して配置しましょう。
デザインといえば「要素」に注目しがちですが、実は「余白」が効果的なデザインの鍵となります。
明確なグループ化と余白を意識して作成することで見やすいデザインになります。
❸ 「アイキャッチ」など文字以外の要素を増やし視覚的に伝える
文字量を減らす
DMやチラシを目にするとき、その全てを丁寧に読んでいるという人はあまりいないのではないでしょうか?
文字がぎっしりと書き込まれたDMは一目で伝えたいことが伝わらず、読むのが面倒だと目を通してもらえない可能性が高いです。伝えたいことが多いと内容を盛り込みたくなりますが、文字は極力絞り視覚的に伝わるデザインを意識しましょう。
見せる文字はアイコン化
文字には読んで理解してほしい「読ませる文章」と、一瞬で情報を認識させる「見せる文字」があります。 一言で目立たせたい文字がある場合は、要素を囲ったり一つの塊にまとめたりとアイコン化して見え方を工夫しましょう。
非言語の活用
文章だけでは伝わりづらい内容や、視覚的に伝えることができるものは、「非言語(写真や図、イラスト)」で表現するとより的確に、スピーディに伝えることができます。代表的な非言語表現として、表やグラフ・地図やピクトグラムなどが挙げられます。紙面デザインにおいては、この非言語表現(ビジュアル)が増えることでより興味を持ってもらえたり、楽しんでもらえる役割も果たしています。
❹ ターゲットや目的にあった「フォント」を選ぶ
DM制作、どんなフォントを使うべき?で解説したように、フォントの種類や特性を理解しその機能を生かした使い方をすると、よりデザイン性の高いものや、宣伝効果を高める制作物を作ることができます。
フォントが与える印象心理を考慮し、ターゲットや表現したいイメージにあった選択をしましょう。
■ゴシック体 「面白い」「楽しい」「親近感」「目立つ」「力強さ」→ POPな印象・視認性を高めたい時
■明朝体 「真面目」「上品」「伝統的」「繊細」→高級感や清潔感のある印象にしたい時
■丸ゴシック体 「やわらかい」「かわいい」「やさしい」「安心感」→女性・子供向けや親しみやすい印象にしたい時
■デザイン書体 「遊び心」「面白さ」→イベントやキャンペーンなどのタイトルに
まとめ
DMは直接お客様にアプローチできるため宣伝効果が高くなる特徴があります。上記でお伝えした紙面デザインや構成を意識することで受け取った人が読みやすく、興味を持ってもらえるような魅力的な販促物を作成しましょう。
エフエムディービーでは、お客様の目的やターゲットに合わせ、ご要望に沿ったDMをご提案いたします。 お気軽にご相談ください。
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