印刷について簡単解説2(オフセットとオンデマンド)

更新日:2023.03.02

印刷の話としてオフセット印刷とオンデマンド印刷は少なからず耳にしたことがあるかもしれません。
ふたつの印刷形式はどういった特徴と違いがあるのかを簡単にご紹介いたします。

オフセット印刷について

特  徴

オフセット印刷は版(金属の板)を使った印刷形式で版からブランケットと呼ばれるローラーへインクを転写させ、ブランケットから用紙に絵柄を転写する印刷形式です。

 

メリット

オフセットのメリットは大量部数の印刷へ向き、高精細な写真などの再現性が必要な印刷物に適しています。またオンデマンド印刷では刷ることのできない特色の印刷が可能です。(企業のコーポレートカラーなど特色指定のものがあります)

 

デメリット

デメリットとして少量部数の場合、版などを使用し作業工程も多いためコスト高となります。また数字の差し替えや写真の差し替えなどバリアブルと呼ばれる部分的な変更が必要な印刷には不向きです。(版の作成、差し替えが必要なため)

主に作成される印刷物

会社案内パンフレット、カタログ、写真集、商品フライヤー、宣材ポスター等

オンデマンド印刷について

特徴

オンデマンド印刷はデータからそのまま印刷へ版も使わず印刷できるため短時間で安価の印刷物対応が可能となります。

 

メリット

前述でも述べた通り少数部数を安価で作成可能、またバリアブル印刷(データから版を使わないため)の差し替え対応に適しています。発注から最短で翌日納品というような急な対応が可能です。

 

デメリット

部数が増えるとオフセット印刷対応より単価が上がってしまいます。またカラーのみの印刷となり特色は対応不可となります。(特色は企業のロゴマークなどで指定色(DIC、PANTONE)がある)

 

主に作成される印刷物

少量部数のDMハガキ、バリアブル対応の印刷物、少数店舗のポスター(A3以下)、フライヤー、メニューなど

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