封筒DMガイド:作成から発送まで
更新日:2025.04.25
封筒DMは、封筒に挨拶状とチラシやパンフレットなどを封入したダイレクトメールで、ターゲットに直接アプローチできる効果的なマーケティング手法の一つです。
中小企業や個人事業主にとっては、コストパフォーマンスが良く、反応率も高いのが魅力です。
まず、DMを送付するターゲット層を明確にし、その発送リストを準備することが重要です。また、ターゲットにあった訴求内容を盛り込むことも大切です。見た目のデザインにこだわり、受け取った際に思わず開封したくなるようなDMにできれば成功の確率は高くなるでしょう。
本記事では、封筒DMにおいて注意いただきたいポイントを詳しく解説していきます。
封筒DMとは
封筒DMとは、一般的には「封書」と呼ばれます。企業が自社の商品やサービスを宣伝するために、郵送で配布するダイレクトメールの一形式です。ダイレクトメールは、ターゲットに直接メッセージを届けることができるため、比較的高い反応率が期待できます。
封筒を使ったDMは、ポストに投函された通常のチラシやはがきよりも目を引き、丁寧な案内が届いた印象を与えるため、受け取った側に信頼感を抱かせる効果があります。また、封筒のデザインや内容に工夫を凝らすことで、レスポンス率を高めることが可能です。
広告費に大きな予算を組みづらい中小企業や個人事業主にとっては、ダイレクトメールは1通から実施できることもあり、封筒DMは取り組みやすく効果も期待できるプロモーションの一つと言えます。
封筒DMのメリット
中身が見えないからこその利点
まず、丁寧な印象を与え、簡単には捨てられないメリットがあります。
はがきやA4サイズのダイレクトメールはパッと見ただけで内容が分かるため、興味を持ってもらえないとチラシのように扱われてすぐ捨てられてしまいます。
封筒に入れることで、受け取った側は中身が気になるため、捨てられずに開封される可能性が高まります。
デザインで様々な演出が出来る
次に、封筒DMは封筒の形状や素材にこだわることで、独自のブランドイメージを演出しやすくなります。
手触りのある素敵な紙で作られた封筒からブランドブックが出てきたら、どんなストーリーが始まるのか期待感は高まります。
あるいはより販促的なアプローチとしてターゲットにあわせたオファーを封筒に印刷することで、開封率を高めることも可能です。
チラシからサンプルまで封入できる
はがきやA4サイズのダイレクトメールでは紙面が限られるため、盛り込む情報とスペースの調整に苦労することが往々にしてあります。
その点、封筒DMは封筒の中に様々なツールを入れて発送できるため、封入物を増やすことで情報量を増やすことが可能です。化粧品のパウチサンプルを同封して実際にお試しいただくこともできます。これらは封筒を使ったDMの特長です。
封筒の種類と選び方
封筒には様々な種類があります。サイズや形状、素材など多岐にわたります。DMを送付する際にどういったポイントで選ぶべきか。その点を解説いたします。下記の中でも①サイズ、②形状は郵便料金と作業単価・スピードに大きく影響しますので、特にご注意ください。
サイズ
大きくわけて定形か定形外かの分類となります。ここでいう定形・定形外は日本郵便の第一種郵便(手紙)の規定が関係します。定形郵便物で発送する場合は郵便料金が1通あたり110円、定形外郵便物で発送する場合は140円~1,750円となります。
定形郵便物で発送する際の封筒は「洋長3封筒」あるいは「長3封筒」が一般的です。
A4サイズのチラシなどを折らずに送れる「角2封筒」「角A4封筒」などは定形外郵便物となります。
※ゆうメールで発送する場合は上記に限りません。
形状
封筒のフラップと貼り合わせ方法によって、中に封入するツールを機械で封入できるか、手作業になるかが変わってきます。機械封入と手封入では作業単価が何倍も違うケースがありますので、封筒発注時は形状にご注意ください。
※下記に当社で機械封入可能な仕様をご紹介します。
〈機械封入できる仕様〉
定形サイズの場合・・・洋長3封筒(横長)でカマス貼り、フラップに水ノリ付(アラビア糊)、フラップ折り済みで納品
定形外サイズの場合・・・長3以上の縦長形状、フラップはノリ無し、天立て(フラップを折らずに立てた状態で)納品
素材
紙か、OPPとよばれるポリ素材かに大きく分かれます。紙封筒の最大のメリットは紙の用紙にこだわったりデザインを凝ったりすることで、注目度の高いDMにすることができる点です。
一方でOPPは印刷もできますが、素材の特性上あまり印刷精度が高くないため、どちらかと言えば透明な素材であることを活かして、中身をあえて見せる使い方になります。
OPP封筒で注意いただきたいこととしては、機械封入できる現場が少ないため、手封入になるケースがほとんどであること。また、郵便法規の規定上で中身と封筒の隙間を4㎜以下にしないといけないという点です。
封筒DMデザインのポイント
開封させる仕掛け・アイデアを考えましょう
DMを受け取る方にとって魅力的なオファーを封筒に記載して開封を促す。思わず開けてみたくなるようなデザインを加える。封筒の中身が少しだけ見える小さな窓を開けて興味を引く。ハサミやレターオープナーを使わなくても開封できるようジッパー加工を入れる。など封筒を開けて中身を読んでもらう仕掛けやアイデアが必要です。
封入するツールの全てを使ってストーリーをつくりましょう
例えば実店舗がある化粧品会社がお得意様へ新商品のご案内を送るとした場合、封筒の中身は①挨拶状、②新商品の紹介チラシ、③新商品サンプル引き換えチケット、④店頭で実施中のキャンペーン紹介チラシという組み合わせを企画し、①挨拶状では「特別なお客様だけに新商品のサンプルをご用意したこと」をお伝えし、②新商品の紹介チラシでは「商品の特長や開発背景などを紹介」して期待感を高めます。③新商品サンプル引き換えチケットは「このチケットを持ってご来店ください」とお伝えすることで店舗誘導まで導線を引きます。
- 店頭で実施中のキャンペーン紹介チラシを事前にみていただくことで、サンプルを引き換えに来店する際、気になる商品もチェックしていただけるようにします。
この例のようにDMの目的を達成するためのストーリー、導線が一貫していることが重要です。
まとめ
封筒DMは、目を引き丁寧な印象を与えることができる効果的なプロモーションの一つです。封筒ならではのポイントを理解したうえでターゲットに合わせたダイレクトメールを発送できれば、高い反応率が期待できます。今回のガイドが、あなたのビジネスに役立つことを願っています。
DUCUMENT 当社のお役立ち資料
株式会社エフエムディービーにご関心いただきありがとうございます。
こちらから、当社についてやサービスに関する資料をダウンロードいただけます。
ぜひお気軽にダウンロードください。
ご不明点等ございましたらお問い合わせをお願いいたします。