DMハガキの作成と印刷方法|株式会社エフエムディービー

更新日:2025.03.14

DMハガキは、ターゲットの手元に届き直接アプローチができる、効果的なマーケティングの方法です。また、ほかのDM(ダイレクトメール)と比較しても、トータルコストを抑えつつも視認性が高く、開封率が高い点が、非常に魅力です。

しかし、効果的なDMハガキを作成・発送するためには、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。

 

本記事では、DMハガキの特徴や、作成方法、印刷の種類、業者の選び方やDMハガキの参考事例まで、詳しく解説していきます。

 

 

目次

DMハガキとは… 2

一番低コスト、定番のDMハガキ.. 2

他のDM(ダイレクトメール)との違い.. 2

DMハガキの作成・印刷方法.. 3

作成ポイント. 3

印刷の種類と特徴… 4

業者の選び方… 5

DMハガキの発送方法… 6

郵送コストの把握… 6

発送代行サービスの活用… 6

DMハガキ参考事例:休眠化防止ランク期限DM.. 6

課題とDM送付後の効果.. 7

活用したDMハガキのポイント. 7

まとめ… 8

 

DMハガキとは

DMハガキとは、企業や個人が商品・サービスの案内やキャンペーン情報などを伝えるために郵送する、ダイレクトメールの一種です。

封書とは異なり、はがきの形状をしているため開封の手間がなく、受け取った人がすぐに内容を確認できるという特徴があります。

一番低コスト、定番のDMハガキ

一般的なDMハガキは、両面に情報を掲載することができます。

デザインの作成も比較的容易で、WordやPowerPointなどの一般的なソフトウェアでも作成可能です。

 

また、DMハガキは郵送費が安く、1通85円で送ることができるため、他のダイレクトメールと比べてコストパフォーマンスに優れています。

 

DMハガキはそのコンパクトさと手軽さから、開封率が高く、顧客にとっても馴染みのある郵送物として安心感を与えます。主な用途としては、新商品・新サービスの案内、セールやキャンペーン情報の告知、会員向けのお知らせ、バースデーカード、移転案内などが挙げられます。

 

他のDM(ダイレクトメール)との違い

DMハガキは、封書や圧着はがきなどの他のダイレクトメールと比較すると、情報量は限られていますが、開封の必要がないため視認性が高く、ダイレクトにメッセージを伝えることができます。

特に、短期間での告知や低コストでの宣伝を目的とする場合に適しています。

 

封書型のダイレクトメールは、情報量を多く掲載できる反面、開封されなければ内容が伝わらないというデメリットがあります。

一方で、圧着はがきは通常のはがきよりも多くの情報を記載できますが、圧着を開く手間があるため、DMハガキほどの即時性はありません。

 

DMハガキは、シンプルなデザインと短いメッセージで効果的に情報を伝えられる点が大きなメリットです。

特に、定期的な案内や販促活動において、スピーディーかつコストを抑えたアプローチを実現する手段として、多くの企業に採用されています。

 

 

DMハガキの作成・印刷方法

作成ポイント

DMハガキを効果的に活用するためには、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。

特に、DMの成功を左右する「4大要素」を意識することで、より効果的なハガキを作成することが可能になります。

 

1.ターゲットの明確化

DMハガキの最も重要なポイントは「ターゲット」を明確にすることです。

不特定多数に送るのではなく、自社の商品やサービスに最適な企業や個人を選定し、その課題に応じた内容を作成しましょう。ターゲットを細かく絞り込むことで、費用対効果を高めることができます。

 

2.魅力的なオファーを用意する

オファーとは、DMを受け取った人にとっての特典や提供価値のことを指します。

例えば、割引やプレゼント、キャンペーン情報など、受け手にメリットを感じてもらえる内容を伝えることが重要です。オファーが魅力的であるほど、DMの反応率は高まります。

 

3.適切なタイミングで送る

DMを送るタイミングも大きな要素の一つです。受け手が商品やサービスを必要とする時期や季節に合わせて送付することで、より高い効果を期待できます。

そのためにも、ターゲットの行動やニーズをしっかりと分析することが求められます。

 

4.クリエイティブなデザインを採用する

DMハガキのデザインやコピーは、受け手の興味を引くために非常に重要です。自社の認知度や商品認知度を考慮しながら、適切なメッセージを作成しましょう。

また、A/Bテストを繰り返して、より効果的なクリエイティブを追求することも重要です。

 

5.重要度のバランスを考慮する

一般的に、ターゲット(5)、オファー(2)、タイミング(2)、クリエイティブ(1)の割合で重要視されると言われています。

特に「ターゲット」がDM施策の成功の6割を握るとも考えられており、適切なターゲティングが成否を分けるポイントになります。

 

これらのポイントをしっかりと押さえた上でDMハガキを作成することで、より高い反応率、マーケティング効果を期待することができます。

 

印刷の種類と特徴

DM ハガキの印刷方法は目的や予算に応じて選ぶことが重要です。

 

1.オフセット印刷

高品質で、大量印刷向け。コストを抑えられるが、少部数には不向きです。

 

2.オンデマンド印刷

小ロット向けで、可変データ印刷も可能。パーソナライズした個人向けのDMに最適の形です。

 

3.インクジェット印刷

通常、家などのプリンターでの印刷はこちらになります。写真やグラデーション表現に優れていますが、大量印刷にはコストがかかります。

 

4.レーザープリント(印字)

スピーディーな印刷が可能で、短納期案件やテキスト主体のDMハガキに向いています。

 

5.特殊加工印刷

箔押しやエンボス加工で高級感を演出。コストは高め。

 

どのぐらいの予算と部数を送るのか、どのようなマーケティングを行いたいかなど、概要を先に決めておくことで、印刷方法や種類も迷わず選ぶことが出来ます。

 

業者の選び方

DMハガキの印刷を依頼する際は、業者選びも重要です。

 

1.印刷品質と対応力

業者によって印刷の品質や仕上がりが異なります。サンプルを確認し、発色や紙質が自社のイメージに合うかチェックしましょう。

また、短納期や特殊加工の対応が可能かも確認が必要です。

 

2.料金とコストパフォーマンス

同じ仕様でも業者ごとに価格が異なるため、複数の業者から見積もりを取り、コストパフォーマンスを比較しましょう。

特に、大量印刷の場合は単価が大きく変わることがあります。

 

3.デザインやデータ入稿のサポート

自分達でデザインデータを作成するのが難しい場合は、デザインの制作も依頼できる業者を選ぶとスムーズです。自前のデザインデータを入稿する場合は、委託先にデータ入稿の形式や修正対応の可否も確認しておきましょう。

 

4.実績と評判

過去の実績や他社の口コミを参考にし、信頼できる業者かを見極めましょう。

特に、DM印刷の経験が豊富な業者は、適切なアドバイスを提供してくれる可能性が高いです。

 

5.発送代行サービスの有無

印刷だけでなく、DMの発送まで対応している業者を選ぶと手間が省けます。

BtoBのDMを検討している場合、ターゲットリストの手配も行える業者を利用すると、DM施策を効率化できます。

 

印刷の仕上がりだけではなく、どこまで任せたいか、どのような効果を得たいのか、事前に相談できる業者へ依頼すれば、最終的なDMハガキの目的を達成することが可能となるでしょう。

特に初めてDMを実施する場合や、慣れていない場合は、施策の立ち上がりから相談に乗って、最後まで伴走してくれる業者を利用することをおすすめします。

コストとスピード重視でネット印刷を利用したDMの場合、サポートが薄く逆に手間がかかってしまったり、安く早く送っただけで満足いく結果にならなかったケースも耳にします。

 

これらのポイントを参考に、目的に合った業者を選び、費用対効果に見合った効果的なDMハガキを作成しましょう。

 

 

DMハガキの発送方法

DMハガキの発送方法にはいくつかの選択肢があります。コストや効率を考慮し、最適な方法を選びましょう。

郵送コストの把握

DMハガキの郵送費用は、基本的には1通85円となりますが、発送枚数や郵便種別によっても異なります。

発送枚数が多い場合は、料金別納郵便などを活用して切手を貼る手間を省き、人的コストを抑えられる発送方法を選びましょう。

また、大量に発送する場合は、郵便局の割引サービスを活用するのも、郵送コストを下げるのに有効なポイントです。

 

発送代行サービスの活用

DMの発送を自社で行うと手間や人件費がかかるため、発送代行サービスを活用しハガキを発送するのも一つの方法です。

DMハガキの印刷から発送まで一括対応してくれる業者を選ぶと、コスト削減や業務の効率化が図れます。

特に、大量発送時や短納期対応が必要な場合におすすめです。

 

 

DMハガキ参考事例:休眠化防止ランク期限DM

当社で担当した、DMハガキを活用した参考事例をご紹介します。

課題とDM送付後の効果

本事例では、休眠顧客の再活性化の課題に対して、化粧品会社が「年間購入額に応じて割引ランクが変動する会員制度」を活用し、半年間購入実績のない会員に向けたDMハガキの送付施策を実施しました。

 

<導入前の課題>

化粧品会社では、会員の年間購入額に応じて割引ランクを設定していましたが、半年間購入実績がない会員はランクダウンの可能性がありました。そのまま放置すると、割引率の低下によって会員の購買意欲がさらに下がり、休眠化が進む恐れがあります。

 

そこで、ランクダウン直前の会員をターゲットとし、購買行動を促したいという課題を解決するために、特典を訴求するDMハガキを送付することにしました。

 

<導入後の効果>

この施策では、DMハガキに会員ごとのランクや割引率、ランクダウン期限を可変印字することで、パーソナライズされた情報を提供しています。

これにより、受け取った会員は自分に関係のある重要な情報を即座に把握でき、ランク維持のための購入につながりました。

 

その結果、休眠化率の低減に成功しました!

 

活用したDMハガキのポイント

1.Z型はがきを使用

Z型はがきは、表裏のほぼ全面に情報を印字できるため、会員ごとに異なるランクや割引率などの詳細な情報を掲載するのに適しています。

 

2.個人情報に紐づく可変印字

DMには、宛名情報に連動して「会員ランク」「現在の保有ポイント」「ランク維持期限」を可変印字しました。これにより、受け手は自分にとってメリットのある情報を即座に確認でき、購買意欲を喚起しやすくなりました。

 

このように、DMハガキは休眠化防止の施策としても有効です。特に、個別にパーソナライズされた情報を伝えることで、顧客の関心を引き、行動を促すことが可能になります。

 

実際のDMハガキの事例は、こちらからご覧いただけます。

https://www.fmdb.co.jp/products/931/

 

 

まとめ

DMハガキは、低コストで視認性が高く、ターゲット直接情報を届ける効果的なマーケティングツールであることをご理解いただけたかと思います。

ターゲットの選定やオファーの魅力、デザインの工夫、適切なタイミングでの発送を意識することで、反応率を向上させることができます。

また、印刷方法や業者の選定、発送方法までを総合的に検討することで、より効果的なDM施策が実現可能です。コストと効果のバランスを考慮しながら、目的に合ったDMハガキを活用しましょう。

 

 

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