効果的なDMデザインのコツと成功事例|株式会社エフエムディービー
更新日:2025.03.13
「DMデザインを作りたいけれど、何から始めればいいのか分からない…」
「どんなデザインがターゲットに響くのか、正解がわからない…」
DMは、ただおしゃれなデザインを作れば良いわけではありません。
目的に応じたメッセージ設計や、ターゲットに刺さるレイアウトを考えることが、成功のカギとなります。
本記事では、効果的なDMデザインを作成するためのポイントを、実践的なコツを交えて解説します。
自社でデザインを行う際の気を付けるべき点や、外部に依頼する際のポイントもご紹介するので、DM制作に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
目次
DMデザインの基本
DMデザインとは
ダイレクトメール(DM)デザインとは、特定のターゲットに対して直接メッセージを届けるための視覚的な設計を指します。単なる広告ではなく、ターゲットにとって魅力的で分かりやすく、行動を促すデザインが求められます。
DMには、ハガキ型・封書型・圧着はがきなどさまざまな形式がありますが、共通して重要なのは、“メッセージが一目で伝わる構成”と、“開封・閲覧を促す工夫”です。
DMデザインの重要性
効果的なDMデザインは、単なる情報伝達を超え、顧客の関心を引き、最終的なアクション(購入・問い合わせ・来店など)につなげる役割を持ちます。
例えば、ターゲットに合ったカラーやフォントを使用することで、ブランドイメージを強化し、親しみやすさや信頼感を生み出すことができます。
また、メリットや特典を強調し、視覚的に整理されたデザインを採用することで、情報が伝わりやすくなります。DMはメールやSNS広告と異なり、物理的に手に取ることができるため、適切なデザインが施されていれば、より印象に残りやすいメディアとなるのです。
ターゲットの明確化
DMデザインにおいて最も重要なポイントの一つが、「ターゲットの明確化」です。
万人受けを狙ったデザインではなく、特定のターゲット層に刺さるデザインを意識することで、反応率が大きく変わります。ターゲットの年齢・性別・職業・興味関心などを分析し、それに合った色やフォント、キャッチコピーを選ぶことが重要です。
例えば、高級志向の顧客にはシンプルで上品なデザインを、若年層向けにはカラフルでポップなデザインを採用するなど、ターゲットごとの最適なアプローチを考えることが成功のカギとなります。
このように、DMデザインは単に見た目を整えるだけでなく、ターゲットに合わせた戦略的な設計が不可欠です。次の章では、より具体的なデザインのポイントや成功事例について解説していきます。
効果的なDMデザインのコツ
文字や画像の配置
DMのデザインにおいて、文字や画像の配置は非常に重要です。
特に、ターゲットの視線を意識しながら、伝えたい情報を効果的にレイアウトすることが求められます。
まず、キャッチコピーは紙面の約3分の1を占めるように配置。
読み手の目を引くことが大切です。
細かい文字ばかりでは視認性が下がり、読まれる前にスルーされてしまう可能性が高くなります。シンプルでインパクトのある言葉を使い、紙面を贅沢に使って訴求しましょう。
また、重要な数値やキーワードは強調することで、メッセージを伝えやすくなります。
例えば、価格・割引率・キャンペーン期間などの情報は、フォントのサイズを大きくしたり、色を変えたりして目立たせましょう。
画像の配置もDMの効果を大きく左右します。
メインとなる画像は大きく配置し、一目でメッセージが伝わるようにすることが重要です。
複数の写真を使いすぎると焦点がぼやけるため、伝えたい内容を明確にしたうえで、適切な画像を選びましょう。
色使いとデザイン要素
DMの色使いは、ターゲットに与える印象を大きく左右します。季節やイベントに合わせた色を選ぶことで、読み手の共感を得やすくなるのが特徴です。
例えば、春なら桜をイメージしたピンク、夏は海を連想させるブルー、秋は紅葉のオレンジやブラウン、冬は雪をイメージしたホワイトやシルバーが効果的です。
また、クリスマスなら赤や緑、バレンタインならピンクやチョコレート色など、イベントごとの配色も考慮すると、DMの親しみやすさが増します。
さらに、フォントの選び方も重要な要素です。
高級感を演出したいなら明朝体、親しみやすさを出したいならゴシック体や手書き風フォントを活用するとよいでしょう。ただし、使うフォントは3種類までに抑え、統一感を持たせることがポイントです。
また、DMのデザインには、アイキャッチとなる要素を取り入れることも効果的です。
写真・イラスト・ロゴマークなどを活用し、視覚的にメリハリをつけましょう。
特に、読み手の関心を引きつけるキャッチコピーや特典情報は、デザインの中心に配置することで、より注目されやすくなります。
視線を意識したレイアウト
DMは、視線の動きを考慮したレイアウトが重要です。横書きなら「Z型」、縦書きなら「N型」の視線の流れを活用すると、スムーズに情報を伝えられます。
Z型レイアウトの例:
・左上:キャッチコピーを配置し、興味を引く
・中央:訴求ポイントを盛り込み、内容を明確に伝える
・右下:問い合わせ先を配置し、行動を促す
また、最も伝えたいメッセージは目立つ位置に大きく配置し、補足情報は余白を活かして整理すると、視認性が向上し、より効果的なDMになります。
サイズとフォーマット
DMには、ハガキのみならず、さまざまなサイズやフォーマットがあり、ターゲットや目的に応じた選択が大切になります。
・ハガキ型(A6・A5): コンパクトでコストが抑えられ、手に取りやすい
・封書型 : 多くの情報を伝えられるが、開封率を高める工夫が必要
・圧着はがき: 開封する楽しみを与え、特典情報などを効果的に隠すことができる
特にハガキ型のDMは、シンプルなメッセージを伝えたい場合に適しています。
一方、詳細な商品情報やストーリー性を持たせたい場合は、封書型が効果的です。
また、開封率を高めるために、「特典付き」「重要なお知らせ」などの文言を封筒や外側のデザインに入れるとよいでしょう。
サイズ選びとレイアウトの工夫を組み合わせることで、DMの開封率やレスポンス率を向上させることが可能になります。ターゲットに合ったフォーマットを選び、より効果的なDMデザインを目指しましょう。
DMデザイン制作のプロセス
DMデザインを成功させるには、ただ魅力的な見た目を作るだけでなく、戦略的なプロセスを踏むことが重要です。
ここでは、デザインコンセプトの作成、テンプレート選び、デザインの確認と修正という3つのステップについて解説します。
デザインコンセプトの作成
DMデザインの第一歩は、「どのようなメッセージを、どのターゲットに、どのような方法で伝えるか」を明確にすることです。
この段階では、DMの目的、ターゲット層、訴求ポイントを整理し、全体の方向性を決めていきます。
例えば、
・新規顧客向けのDM → 興味を引くキャッチコピーを強調し、特典をアピール
・リピーター向けのDM → 継続利用のメリットや新しいサービス情報を伝える
・イベント・セミナー案内 → 開催日時や参加メリットを明確に打ち出す
このように、目的に応じてコンセプトを固めることで、メッセージのブレを防ぎ、ターゲットに刺さるデザインが作りやすくなります。
また、競合のDMや過去の事例を参考にしながら、どのような要素が効果的かをリサーチするのも有効です。
フォーマット選び
デザインの方向性が決まったら、次は仕様の検討です。DMにはハガキ型・封書型・圧着はがき型など、さまざまなフォーマットがあり、それぞれ適したデザインがあります。
<フォーマットの選び方>
- ハガキ型(A6・A5):短く簡潔なメッセージを伝えるのに適しており、開封の手間がないため、視認性が高い。
- 封書型(A4三つ折りなど):詳細な情報を伝えたい場合に有効。ただし、開封される工夫が必要。
- 圧着はがき型:開封する楽しみを演出でき、情報量も確保できる。キャンペーンやクーポン配布に向いている。
さらに、フォーマットを決める際には、レイアウトのパターンも考慮します。
例えば、横書きの場合はZ型の視線の流れ、縦書きの場合はN型の視線の流れを意識して、情報を整理すると効果的です。
また、デザインを検討するうえでブランドイメージとの一貫性も重要です。例えば、高級感を重視するブランドなら落ち着いた色合いとシンプルなデザインを採用し、親しみやすさを重視する場合は、明るいカラーや遊び心のあるフォントを取り入れるとよいでしょう。
デザインの確認と修正
デザインが完成したら、最終的なチェックと修正作業を行います。
この段階では、以下のポイントを確認しながら、効果的なデザインに仕上げていきます。
1.視認性のチェック
・キャッチコピーは適切な大きさで目立っているか?(紙面の1/3以上のスペースを確保)
・メイン画像が強調されており、一目で内容が伝わるか?
・重要な情報(特典・キャンペーン・問い合わせ先)が目につきやすい位置にあるか?
2.メッセージの明確さ
・DMの目的がひと目で伝わるか?
・文字が詰め込まれすぎていないか?(適度な余白を確保)
・「何をしてほしいのか」(購入・予約・問い合わせなど)が明確に示されているか?
3.色やフォントの統一感
・ブランドのイメージに合った配色がされているか?
・フォントの種類が多すぎず、統一感があるか?(3種類以内に抑える)
4.CTA(コール・トゥ・アクション)の配置
・「今すぐ申し込む!」「無料サンプルをGET!」などのCTAが目立つ位置にあるか?
・QRコードや問い合わせ先が、適切に配置されているか?
修正を重ねることで、より伝わりやすく、レスポンス率の高いDMデザインを作ることができます。
また、実際に社内や関係者に試しに見てもらい、直感的に理解できるかをテストすることも有効です。
このように、DMデザインは「デザインコンセプトの作成」「仕様選び」「デザインの確認と修正」というプロセスを踏むことで、より効果的な仕上りが期待できます。
DMデザインを依頼する
依頼のメリットとデメリット
<メリット>
1.時間や手間を削減
DMを自社で作成すると、構成・デザイン・修正を繰り返す必要があり、手間がかかります。専門業者に依頼すれば、その分の作業を省き、他業務に集中できます。
2.高いレスポンス率が期待できる
DMに特化した業者は、効果的なレイアウトやキャッチコピーのノウハウを持っており、より高い反応率が見込めます。
3.プロの視点で構成やデザインを作成
見た目の美しさだけでなく、視線の動きや情報の整理が考慮された、効果的なDMを作成できます。
4.発送まで一括で依頼できる業者もある
制作会社によっては、デザインだけでなく印刷・発送まで請け負ってくれるため、手配の手間が省けます。
<デメリット>
1.コストがかかる
社内で作成するよりも費用が発生し、印刷や発送も含めるとコストがさらに増える可能性があります。
2.社内の意図とズレてしまう可能性がある
依頼先が自社のブランドイメージを十分に理解できない場合、意図と異なる仕上がりになることも。発注時にしっかり方向性を伝えることが重要です。
3.修正回数に制限がある場合がある
一部の業者では修正回数が決まっており、追加費用がかかることもあるため、事前に確認が必要です。
依頼する際のポイント・コツ
依頼してDMデザインを作成する際は、適切な業者を選ぶことが成功のカギとなります。
以下のポイントを押さえましょう。
1.依頼内容を明確にする
発注前に、DMの目的・ターゲット・デザインの方向性を明確に伝えることが重要です。具体的には、以下の点を整理しておきましょう。
・DMの目的(新規顧客獲得・リピーター向けキャンペーン・イベント告知 など)
・ターゲット層(年齢・性別・職業・興味関心 など)
・伝えたいメッセージ(特典・割引情報・問い合わせ方法 など)
・ブランドイメージ(高級感・親しみやすさ・信頼感 など)
依頼先にこれらの情報をしっかり共有することで、意図とズレのないDMデザインを作成してもらいやすくなります。
2.DMデザインの実績を確認する
制作会社やフリーランスのデザイナーによって、得意なデザインや業界が異なります。そのため、依頼先が過去にどのようなDMデザインを手掛けてきたかを確認することが重要です。
特に、以下の点をチェックしましょう。
・過去のデザイン事例が自社のイメージと合うか
・実績のある業界が自社と近いか
・効果的なキャッチコピーやレイアウトが使われているか
・これらのポイントを満たしているかどうかを確認し、信頼できる依頼先を選びましょう。
3.DMの発送まで対応しているか確認する
DMデザインを依頼する際に、デザインのみを依頼するのか、それとも印刷・発送まで一括で依頼するのかを決めておくと、業者選びがスムーズになります。
印刷や発送まで依頼できる業者に発注すると、以下のメリットがあります。
・適切なサイズやフォーマットの選定をサポートしてもらえる
・大量発送時の送料が安くなる可能性がある
・宛名印刷や発送管理の手間を省ける
一括で依頼する場合は、DMの専門業者かどうかを確認することも重要です。DMの専門会社は、印刷業者や広告代理店よりも送料が安くなるケースが多く、コストを抑えつつ高品質なDMを作成できます。
4.修正対応のルールを確認する
DMデザインは、一度作成したら終わりではなく、ターゲットに適したデザインになるまで修正が必要になることもあります。そのため、修正対応のルールを事前に確認しておきましょう。
・何回まで無料で修正できるか
・追加修正が発生する場合の費用
・修正期間の目安
これらの点を契約前にしっかり確認し、スムーズに進められるように準備しましょう。
株式会社エフエムディービーでは、数多くのDMデザイン・企画・送付の実績があります。
その一部を、次にご紹介します。
DM成功事例のご紹介
成功事例:休眠会員へ向けたDMデザイン
今回ご紹介するのは、休眠会員の再アクティブ化を目的としたDMデザインの成功事例です。
ご依頼主様が抱えていた課題を徹底的に分析し、ターゲットに最適なデザイン・レイアウト・メッセージ構成を企画。さらに、コンバージョン(CV)率を最大化するための仕様提案を行い、実際にDMを受け取ったお客様から高い反響を得ることができました。
本案件では、企画立案からデザイン制作、印刷、発送代行までをワンストップで対応。ご依頼主様の負担を最小限に抑えつつ、ターゲットの心に響くDMをお届けすることで、高い成果を実現しました。
成果:CV率9.0%を達成!
目標としていたCV率2.0%を大幅に上回る、驚異のCV9.0%を達成!
休眠顧客の関心を引きつけ、行動を促すDMデザインの重要性を改めて証明する結果となりました。
・DMデザイン成功事例の詳細はこちら
成功事例を見る:https://www.fmdb.co.jp/products/853/
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まとめ
効果的なDMデザインには、ターゲットの明確化・視線を意識したレイアウト・適切な色使いやフォーマットの選定が欠かせません。
また、DMの目的に応じたコンセプトをしっかり固め、視認性の高いデザインにすることで、開封率やレスポンス率を向上させることができます。
自社でのデザインが難しい場合は、プロの制作会社へ依頼することもご検討ください。
外注することで手間を省き、専門的なノウハウを活用してより高い効果が期待できるDMを作成できます。ただし、依頼の際は目的やターゲットを明確にし、修正対応や発送までのサポート範囲を確認することが重要です。
DMのデザインに迷った際は、実績のある専門業者に相談し、自社の課題に合った最適なDMを作成しましょう。
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